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2012年5月29日火曜日

土地の開発

ランドバンキングというのは、
もとももとは、地方自治体の土地利用の際に用いられた
土地の有効取得手法のこと。
最近では長期的な不動産開発ビジネスをいう事が多い。

住宅やマンションなどのへの不動産投資ではなくて
将来開発が見込める土地に対して投資して
リターンを得るという形。
この土地の将来性に対する投資と言うのは、
普通は大資本の大手デベロッパーや
大口投資家に独占されていたものだったけれど、
 ランドバンキングによって
 一般の投資家がアクセスできるようになった。

土地開発と言うと日本では
鉄道会社が主体となって
おこなってきた歴史がある。
安い土地を買って住宅地を作り
鉄道を引いて価値をあげるという流れだ。

いまは、もうすでに鉄道という時代ではないので
この面において、投下資本が格段に
すくなくなったという点も注目すべきだろう。
特にアメリカなどでは自動車普及以降
「郊外モデル」と いうのが成立している。
ウォルマートなどのショッピングセンターなどの
進出は、まさにこの郊外モデルで、
低い評価の土地を買って、
開発によって価値を上げるという形だ。

これからはじめるランドバンキング
注意すべきところは、
まず情報と状況に非常に敏感に
なれるかどうかという所。
たとえば道路一本引かれるかどうかで、
価値がまったく変わってくる。
自治体の計画はどうなっているのか
議会の動向はどうだ、
どの議員が反対し、賛成しているのか
現地の業者や投資家は、
それらを当然知っている上で
投資を考えたりしているので、
海外からの投資は、これに打ち勝つだけの
情報網をもっているかどうかが重要になる。

そういう所をポイントに、
例えば中国資本などの海外の他の投資会社が
おこなっているロビー活動はどのような状況なのか
きちんと確認しておくべき。

当然、現地調査はするのだろうけれど、
ただの観光程度で「いいところだ」とか思ってはいけない。
基本的には長期投資になるので、
きちんとした地元の有力者とのコネクションや
自治体や住民との信頼関係にまで注目が必要。

その周囲が開発されたとしても
日当たりや地下水の状況から
頭したところが売れないっていうことも
ありうるので、きちんとチェックが必要だ。

投資家としても、
非常にやりがいがある投資なので
時間をじっくりかけれて、
積極的に知識や経験を活かしたいという人は
チャレンジしてみるといいかもしれない。