未経験者から目指す馬の学校として知られている馬事学院が、
面白い取り組みをしている。
昨年クラウドファンディングを活用して
北海道の新ひだかで行われたオータムセールに参加して5頭の馬を購入し、
さらに余剰金で「蹄の難病をかかえる馬」を購入し、
学生たちと一緒に毎日馬たちの調教やケアを行い、
蹄の難病をかかえる馬を除く5頭全頭が大井競馬の能力試験を合格し
この度、6月8日の4Rの2歳新馬戦でデビューすることになったという。
これは中々面白い取り組みだと思った。
市場で評価されなかった馬が、
学生の貴重な教材となるというのも中々興味深い。
もちろん競馬の世界において
勝利する事は一筋縄には行かないだろうが 、
馬たちの活躍が競走馬としてデビューし他場合、
生涯獲得した賞金の4割を
「行き場のない引退競走馬支援」に還元するというのも
社会的にも意味がある様に思う。
こうした取り組みは、
競馬ファンだけでは無く、
多くの人に注目してもらいたいと思った。

